サンタ通信No289(08)表 R5.08.18発行

暑い日が続きます

 今年も暑い夏になりました。お盆のお休みに涼しい所を求めて旅行先を決めることが多いのですが,今年はクロアチア・スロベニアに行きました。地理的にロシアとウクライナの紛争地帯に少し近いことが気になりましたが,今年からEUに加盟して,通貨もユーロを導入するようになり,観光がしやすくなったということで,思い切って出かけました。気温は地中海に面した町では,暑い時は30℃くらいまで上がることがありますが,内陸部や朝晩は20℃以下になり,湿度も低くてカラッとしているため,過ごしやすいです。夏の避暑地としてヨーロッパから大勢の観光客が訪れるため,8月はホテルや観光地はとても混雑します。風光明媚で,見所の多い国です。ヨーロッパはロシアとEUの覇権争いで,ギスギスしていますが,ヨーロッパの人々が早く平穏な生活に戻れるように祈りながら,旅行をしてきました。

 さて,最近1週間(8月7日~8月13日)の感染症情報です。1週間で最も多かったのは新型コロナウイルス感染症で週15人でした。次いで,インフルエンザA型8人,RSウイルス感染症4人,ヘルパンギーナ2人,突発性発疹症1人,溶連菌感染症1人でした。6月から7月にかけて,インフルエンザが全国最多の流行になっていましたが,夏休みに入り,学校がお休みになったせいで,流行が落ち着いてきました。このまま減少してくれるのといいのですが,お盆休みで大勢が移動しますし,飲食する機会も増えます。また,9月に学校が始まると,再びインフルエンザが増えてくる可能性もありますので,しばらくは要注意です。

 新型コロナウイルス感染症は7月頃から増えてきて,最近は週10人台が続いています。2度目の感染の人もいますが,初感染の人がほとんどです。周囲に感染者がいなくても,コロナにかかったことがない人は,38〜39℃の発熱があれば,なるべくコロナも一緒に検査するようにしています。コロナ陽性でしたと伝えると,ご両親はびっくりされることが多いです。子どものコロナ感染症は特に治療薬は必要ありません。安静にしながら,高熱できつい時は解熱剤を服用するくらいなのですが,コロナの診断ができていないと,解熱してすぐに集団生活してしまいますので,流行を広げてしまうことになります。まだコロナにかかったことがない子ども達は大勢いますので,しばらくはコロナ感染症が続きそうです。

9月3日(日)は当番医を担当します。救急患者さんが優先です。

9月25〜27日は休診となります。

10月8日と22日は休診となります。

サンタ通信No289(08)裏 R5.08.18発行

体力低下中の69歳

 私は69歳になり,大きな病気をせずにこれまで過ごして来れました。でも,体力の低下は否めません。時々行くジムではランニングの持続力もスピードも次第に落ちてきました。スイミングをしても50m泳ぐと一時休止が必要です。以前ダイビングを始めた頃に,60歳台の方と一緒に潜りました。その方は退職した後でダイビングを始め,沖縄を潜っていると話されていました。その時に感じたことは,年取ってからダイビングを始めて,どのくらいの期間潜ることができるのだろうかということでした。その方は体に対する負担を少なくするために,水中に入ってから機材を背負っていました。また,無理をせず,海の状況が良い時だけ潜るようにされていました。

 私も昔は1日3回潜って,数日間連続して潜っても,楽しいと感じていましたが,今は無理をせず,1日2回単発で潜るようにしています。海の中の生物と触れ合うのはワクワクしますし,毎回新しい発見があります。しかし,水中のトラブルは命と直結しますので,自分の年齢に合った潜り方をしなければと自戒しつつ,もうしばらくは潜れるのではと考えています。私も退職したらダイビングが思い切りできると夢見た頃がありましたが,その年齢に達すると,もう思い切り潜れなくなっていました。やはり,何でも若い時からどんどん挑戦する方がいいですね。

台風に振り回されて

 夏休みに旅行をされた方が多いと思います。多くの人がお盆にしかお休みを取れないため,混雑する時期を覚悟して,飛行機のチケットや宿の確保に奔走されたことでしょう。そこに台風直撃。どうなるのと心配されたことでしょう。私も夏休みは関西空港から出発するツアーで,クロアチア・スロベニアを巡りました。出発前に台風6号がノロノロと迷走し,早く通り過ぎてくれないかなとやきもきしましたが,どうにか直撃を免れました。次いで台風7号が本土を直撃しそうだとの予想で,ドキドキしながら進路を見る毎日でした。8月14日夜に関西空港を出発する飛行機だったので,その日に乗り継げるように14日の鹿児島から大阪へ向かう昼の便を予約していましたが,台風の影響で飛ばない可能性が出てきたため,慌てて前日を休診にして大阪へ向かいました。大阪に宿泊して関西空港へ渡り,私の乗る予定の飛行機が関西空港に着陸できるのかを見守りました。今は航空機を追跡するアプリがあり,無事関西空港に着陸できたのを確認し,一安心しました。後は台風の影響で離陸できるかが問題になります。予想より台風の速度が遅くなり,この程度の風なら飛行機は離陸できそうな感じでした。そして,搭乗時間より前に,乗客は全員,ミュンヘン行きの飛行機に乗り込みました。ドアも閉まり,出発するだけの状態になっても飛行機は動きません。もしかして台風のために飛べないのかと心配になりましたが,到着するミュンヘン空港が朝5時からオープンするので,ぎりぎりまで関西空港で待って,離陸する予定だとの機内案内がありました。今出発してしまうと,ミュンヘン空港上空で1時間くらい待たないといけないとのこと。その計画通り,50分待ってようやく離陸できました。それでもミュンヘン空港には10分くらい早く到着し,上空で1回旋回した後,空港一番乗りで到着できました。

 5年前にメキシコに旅行した時も,出発日に台風で羽田便が欠航しそうだというので,急遽,前日の夕方の便に変更し,その便も飛ばないかもしれないということで,さらに前の便に変更し,羽田に向かったことがありました。羽田に着いてその日は成田のホテルで1泊してメキシコに旅立ったのですが,私が乗った便以降は欠航になっていましたので,変更しなければ,旅行にいけないところでした。ただ,病院をお昼までの短縮診療にしてしまいましたので,予約されていた方に緊急連絡し,時間の変更や日にちの変更をお願いしなければならず,バタバタしたことを思い出しました。