ラオス個人旅行

 4日半でラオスを旅してきた。村上春樹さんの『ラオスにいったい何があるというのですか?』という紀行文があります。彼はラオスのルアンバパーンという街を訪れて,その良さに気づいたと書いてありました。私も一度ラオスを訪れてみたいと思っていましたので,11月20日午前中まで仕事をして,それから荷造りした後,夕方にJAL便で鹿児島空港から羽田空港へ飛び,深夜便でバンコクへ。バンコクからラオスのルアンバパーンへはバンコクエアウェイズで1時間半。小さな空港で,宿までは乗合タクシーで欧米人2人と乗り合わせました。ホテルは中流ホテルですが,スタッフはフレンドリーで,食事も朝食が洋食や地元の麺カオソーイなどが選べます。この街で一番の高層ホテルですが,4階建です。

 街にはお寺がたくさんあり,ラオスの人々は敬虔な仏教徒で,5時半くらいから僧侶の托鉢行列があり,修行僧は料理を作ってはいけないため,托鉢で得た食事が生きる糧となります。地元の人々の主食はもち米で,竹の編み籠に入れて,お坊さんが通るのを待ちます。お坊さんひとり一人に一口ずつ手でちぎりながら僧侶のお鉢にもち米を入れていきます。僧侶の修行ですから,托鉢中は一切言葉を発しませんし,静寂な中で行われます。途中で貧しい家族が反対にビニール袋を広げていました。今度は僧侶たちからその家族へもち米が振舞われていました。さりげなく助け合いの心を感じることができました。

 このルアンバパーンは街全体が世界遺産になっていて,独立前はインドシナフランス領になっていたこともあり,おしゃれなカフェが多かったり,食事も安くて日本人の口にもよく合いました。

写真は今回の宿Indigo House Hotelで,街一番の高層ホテル4階建のルーフトップテラスからみた夕焼け。朝食は洋食と「カオソーイ」,どちらも美味しかった。カフェラテもおしゃれに提供されるし,果物も美味しい。夕食に食べたバタフライピーで青く染められたもち米「カオニャオ」と青パパイヤを叩いて調味料で味付けしたサラダ「タクマクフーン」。托鉢行列と貧しい人への施し。街の中のお寺は青空とプルメリアがよく似合っている。夜はナイトマーケットで買い物もできる。

10月22日坊津ダイビング

今朝の新聞に加計呂麻で75歳のダイバーが空気が少なくなったと言って,一人で海面に浮上し,死亡したという記事が出ていた。高齢者のダイバーは無理をしないことが大事だ。普通は,誰かボンベ中の空気が少なくなったら,一緒にいる人から空気を分けてもらいながら,安全に浮上するのが鉄則なのに,どうして一人で浮上するようなことをしたのだろう。

今日は天気も良く,波も穏やかで,ダイビング日和。ウェットスーツとドライスーツ,両方準備して,水中が少し冷たくなってきたという情報を得て,今期初ドライで潜った。

写真はクビアカハゼと2匹のコシジロテッポウエビ。

セダカギンポ。

10月坊津ダイビングでハゼ三昧

海水温は27℃とまだ十分に暖かい。この日はファンダイブ私一人だったので,ゆっくり時間をかけてハゼを満喫。ヤノダテハゼ,ダンダラダテハゼ,オニハゼ,ヤシャハゼ。他にもクビアカハゼやヒレナガネジリンボウ,ハタタテハゼ,ハナハゼもいて,どこを見てもハゼばかり。マクロはゼブラガニ,オシャレカクレエビ,カンムリベラ幼魚,ケサガケベラ幼魚。

9月末に北海道へ

昨年9月に北海道のサンゴソウ(アッケシソウ)の赤い絨毯を見ようと旅行の準備をしていたのに,直前にコロナに感染してしまい,行けなかったので,1年後の9月25日〜27日に中標津空港を利用して,2泊3日のリベンジ旅をしました。せっかく行くので,地元の町立病院を訪問。標津町や別海町からはロシアの国後島がよく見えます。1泊目は別海町の旅館に宿泊。美味しい食事と温泉が売りの旅館ですが,お客は私一人。連休や週末は忙しかったとのことですが,私一人だけのために,食事や温泉を準備するのは申し訳ない感じ。翌日は網走まで車を走らせ,能取湖のサンゴソウの群生地で一面の赤い絨毯をやっと見れた。ここからさらにサロマ湖まで車を走らせ,サロマ湖鶴雅リゾートに宿泊。ゆったり一人旅で夕食時にスパークリングワインがついてくるコースを予約。サロマ湖を眺めながらディナーを開始したが,スパークリングワインではなく,シャンパンを開けてくれた。野菜のスターターで始まり,釧路の仙鳳趾産生カキをいただき,魚,肉のコース料理が進み,気がつけばシャンパンの後は,白ワインに赤ワインまで飲んで,熟睡。幸せな時を過ごした。最終日は朝風呂の後,レストランで朝ごはんをいただき,1日1便の羽田行きに乗り遅れないように,中標津までひたすら車を運転し,無事に鹿児島まで帰ってこれた。

9月坊津ダイビング

9月18日敬老の日に坊津に潜った。波も穏やかで,透明度も25mあり,気持ちの良いダイビングができた。写真はツユベラの幼魚,アジアコショウダイの幼魚,タテジマキンチャクダイの幼魚と可愛い被写体を撮影したあとは,オーストンフクロウニ?の美しい姿,クダゴンベ,ピグミーシーホースと夏の海を満喫できた。

夏休みはスロベニア&クロアチア旅行

8月14日からアドリア海に面したスロベニアとクロアチアを旅してきました。毎日10〜20kmくらい歩き回りました。スロベニアは自然が豊かで,オーストリアアルプスの端にあり,アルプスの瞳と称される美しいブレッド湖はそのまま絵葉書にできそうです。カルスト地形の名前はこのスロベニアに由来していて,鍾乳洞がたくさんあります。その中で最も大きなポストイナ鍾乳洞はトロッコで地下深くに運ばれ,迷路のような歩道を1時間かけて歩きます。外の気温は30℃でしたが,鍾乳洞の中は10℃くらいで,ダウンジャケットを着ました。クロアチアは内陸部のプリトヴィツエ湖群国立公園が有名です。大小16の湖と92ヶ所の滝があり,3.5kmから18kmまでの8つのコースが設けられています。18kmのコースを1日かけて歩きました。今では世界中から観光客が押し寄せる世界遺産ですが,1991年に勃発したクロアチア紛争の舞台となった所で,1995年にクロアチア軍がこの地を奪還し,地雷の撤去が進み、セルビア人分離独立派の占領からも解放されて,ようやく安心して歩くことができるようになりました。クロアチアのもう一つの観光地はアドリア海の真珠と言われるドゥブロヴニクです。旧市街地は小さな島のような城壁で守られていて,中を散策したり,城壁を1周したりしますが,1周2kmくらいあり,直射日光を遮るものがなく,照り返しも強いため,途中のドリンクバーでついついスイカジュースを飲んでしまいます。

写真は,ブレッド湖・ポストイナ鍾乳洞・プリトヴィツエ湖群国立公園・ドゥブロヴニクです。

7月中旬に羅臼を旅した

暑い夏の鹿児島を離れ,知床の羅臼へ2泊3日のプチバカンス。羽田乗り継ぎで,根室中標津空港に到着。レンタカーで羅臼に向かう。羅臼の国道から国後島がくっきり見える。宿は羅臼の道の駅近くの知床サライに2泊する。朝食付きで予約を取っていたが,明日の夕食を予約し,今日は道の駅の食堂で夕食。刺身定食と地元のお酒を美味しくいただいた。

2日目の朝は空気が冷たく,気温は18℃くらい。お昼も22℃までしか上がらない予想。朝ごはんの後,知床ネイチャークルーズでホエールウォチングを楽しむ。マッコウクジラを間近で見ることができた。15mくらいの大きな鯨が真下に潜水するところを見ると,感動する。昼からは羅臼から知床半島の車で行ける最先端まで行ってみた。海岸線に沸いている相泊の露天風呂は,ライダーや観光客で満員状態だった。

最終日は知床横断道路を通り,ウトロの方へ。オシンコシンの滝を見て,中標津空港近くの野付半島をドライブして,帰路についた。中標津空港で飛行機に乗った食後,雷雲が近づいてきて,離陸ができない状態になり,機内でジュースなどが配られ,1時間遅れで離陸。どうにか羽田の乗り継ぎに間に合って,鹿児島に無事帰れた。

スマホでマッコウクジラの潜水をビデオ撮影してみました。

6月坊津ダイビング

梅雨の晴れ間にダイビングできた。透明度は10〜15mとそれほどクリアではなかったが,穏やかな海中を楽しめた。30mの深場にあるヤギでピグミーを5〜6匹確認。お腹の膨らんだ個体も。オルトマンワラエビもいて,どれを撮影するか迷うほど。浅場ではクビアカハゼとコシジロテッポウエビの共生,50cmくらいのアメフラシの産卵,マンジュウヒトデに住むヒトデヤドリエビなど,おもしろいダイビングだった。

久しぶりの坊津ダイビング

半年ぶりの坊津ダイビング

水温はまだ19℃と冷たいため,ドライで潜る。コダマウサギガイがとても美しい。-30mでクダゴンベの撮影に夢中になっていたら,一人取り残されてしまい,じっと動かずにその場でぐるぐる見回していたら,ようやくライトを発見し,無事合流。砂場ではオニハゼを被写体に。アオリイカの産卵を見るためイカ柴ポイントに行く。「産卵してませんよ〜」とヘラヤガラがすまし顔。

GWは伊勢参り

 GWは5月3日が当番医に当たったため,4月28日から5月1日に休みをとり,名古屋経由で,伊勢神宮,熊野那智大社,那智の滝を見て回った。今年のGW前半はまだ混雑がひどくなく,高速道路も宿も余裕があった。

 28日伊勢に着いてすぐに,伊勢神宮下宮に参拝。伊勢市駅前の神泉に宿泊。お部屋からテラスに備えられた五右衛門風呂に入ることができる。ここの宿は食事が美味しかった。松阪牛のステーキやすき焼きに伊勢海老のお刺身など,食べきれないほどの品数。作や寒紅梅などの美味しい酒と一緒に楽しんだ。

 29日,朝早く起きて,伊勢神宮下宮を散歩。6時過ぎというのに御朱印をもらう窓口には長蛇の列ができていた。この日は車で内宮へ行き,参拝した後,2時間かけて熊野古道へ。那智大社と青岸渡寺、三重塔と那智大滝を見て、茶房珍重庵那智山店でお茶した。もうで餅とぜんざいで小腹を満たし,南紀勝浦温泉のかつうら御苑に宿泊。露天風呂付きのお部屋はゆっくりできて,お風呂も気持ち良かった。食事も海の幸を中心に熊野三山という地元のお酒を楽しんだ。

 30日は伊勢の方へ戻りながら,熊野速玉大社,獅子岩,千里御浜,花窟神社,鬼ヶ城などの世界遺産を見て回りながら,鳥羽湾の鳥羽国際ホテルにチェックイン。オーシャンビュー・スイートからの眺めは極上のものだった。夕食も『フレンチコース』で味わう伊勢海老とアワビのステーキをいただきながら,スパークリングワインから始まり,白ワイン,赤ワインと3杯も飲んだ。

 最終日は,鳥羽パールラインをドライブし,二見ヶ浦の夫婦岩を見て,名古屋経由の帰宅となった。

写真は神泉の食事,御朱印をもらう窓口の列,那智大社,那智大滝,かつうら御苑の部屋の露天風呂,鳥羽国際ホテルの室内と窓からの眺め,伊勢海老とアワビの料理,夫婦岩。

久しぶりの現地参加の学会

4月下旬に品川で日本小児科学会が開催されました。現地参加もWeb参加もどちらでも良いとのことで,3年ぶりに現地で参加しました。小児科の先生たちが全国から集まり,講演を聴いて勉強をしています。私もランチョンセミナーに参加したら,会場で大学の人形劇サークルの後輩に偶然会いました。金沢で小児科医をしていて,金沢で小児科学会が開かれた時に連絡して,食事をしたのですが,今回の品川でも会えるとは,よほど縁があるのでしょう。楽しい昼食タイムになりました。

宿は品川駅に隣接するインターコンチネンタルホテル東京で,落ち着いた雰囲気のホテルです。部屋はキングサイズベッドの広いお部屋で,羽田に着陸する飛行機が近くを通ります。トレーニングジムがあり,エアロバイクで汗を流した後,チェックインの時にもらったウェルカムドリンクのクーポンを利用し,夜にバーでスパークリングワインをいただきながら,サックスの生演奏を楽しみました。翌朝の食事はビュッフェでしたが,いつものようにヨーグルトにフルーツを載せて,簡単に済ませました。朝食会場を見渡すとゲストの半分が外国人でした。東京はすっかり海外客が戻ってきています。

セブ島でダイビング

真冬のダイビングは最近難しくなってきた。年齢的に無理をしたくないと思ってしまう。ダイビングショップも冬季休業に入ったこともあり,2月に5日間休みをとり,セブ島に向かった。鹿児島→羽田→マニラ→セブと飛行機を乗り継ぎ,シャングリラホテルに宿泊。ここのダイビングショップでファンダイブ2本潜らせてもらう。今回は,ガイドがMichal。ゲストは私の他は欧米人1人。カメラとマイ器材持参で3本潜るという熱の入れよう。それに比べて私は,全てレンタル器材で,カメラだけ自前。お天気も良く,マリゴンドンケーブとタリマのドロップオフを壁沿いにドリフトダイブ。流れも緩やかで,楽しいダイビングができた。ホテルから1歩も外に出ることなく,ラウンジで食事やカクテルタイムを楽しんだ。帰りも行きと逆行程で戻ってきたけど,マニラのサクララウンジがフードコートがなくて,サンドウィッチか牛丼のセットメニューが選べるだけで,アルコールもビールしかなく,もっと充実させた方が良さそう。

写真は羽田のラウンジで和食膳とサラダ。

シャングリラマクタンリゾートのエントランス。ホテル内の風景3点。

ダイビング写真がミカドチョウチョウウオ,コクテンフグ,ミゾレウミウシ,ハナビラクマノミ。いずれも鹿児島では見ない南方系の生物。

竹風鈴の音を聞きながらのお昼寝が気持ちいい。自室からの眺め。

ラウンジの朝食は自分で作るフルーツヨーグルトとオムレツ。他にもたくさん並ぶが,いつもの朝食くらいにしておくことが,元気の秘訣。カクテルタイムのスパークリングワインと軽食。

マニラ空港のサクララウンジで食べたサンドウィッチ。